携帯が止まってしまったけど電話はできる？Wi-Fi下で電話する方法や携帯が止まってしまった時の対処法

携帯電話の料金を一定期間滞納すると、「利用停止」や「強制解約」となり、電話やインターネットが使えなくなってしまいます。
電話の場合、発信ができなくなるだけでなく、他の人からの電話を受けることもできなくなってしまいます。

携帯が止められてしまった場合、まず優先したいのは回線の復活手続きですが、今すぐ電話したい！とお困りの方もいるでしょう。

そこで本記事では、携帯電話が止められていても利用できる、Wi-Fiに接続して電話する方法を紹介します。
あわせて、止められてしまった携帯電話回線を復活する方法や、再契約の方法についても解説しますので、参考にしてみてください。

携帯が止まってしまったけど電話はできる？

携帯電話が止められてしまうと電話回線を使った通話はできなくなりますが、携帯電話の機能自体が使えなくなるわけではありません。

そのため、Wi-Fiに接続すればアプリやIP電話サービスなどを使って音声通話が可能です。
自宅にWi-Fi環境がない場合は、コンビニ・カフェ・駅などにある無料Wi-Fiスポットを活用するのもひとつの方法です。

ただし、コンビニや駅はWi-Fiの速度が遅いことが多く、カフェは通話を控えるルールがあるところが多いため、通話する際は周りの迷惑にならないか、その場所のルールを守れているかは注意してください。

ここでは、Wi-Fiに接続して通話をする3つの方法を紹介します。
※Wi-Fiに接続するには、スマホの「設定」アプリを開いて「Wi-Fi」をオンにし、利用可能なネットワークを選択してください。
コンビニやカフェなどでは「Free Wi-Fi」などの名前で表示されることがあります。

Wi-Fiに接続して通話をする3つの方法

• LINEやZoomなどのアプリを使う
• FaceTimeを使う
• IP電話サービスを利用する

Wi-FiがあればLINEやZoomを利用して通話は可能

Wi-Fiに接続すれば、LINEやZoomなどのアプリを使って音声通話ができます。
LINEアプリで電話をかける方法は、「友だち」や「トーク」の画面で通話したい相手をタップして、「音声通話」のアイコンをタップするだけです。
Zoomはビデオ会議アプリですが、ビデオをオフにすれば電話の代わりとしても利用できます。

ただし、LINEやZoomなどのアプリを使って通話をするには、相手も同じアプリを使っている必要があります。

iPhone同士であればFaceTimeを利用する（Wi-Fiは必要）

iPhoneを使っている人同士であれば、FaceTimeを使って電話ができます（Wi-Fi接続が必要です）。

FaceTimeとは、iPhoneなどのiOS機器にあらかじめインストールされている無料のビデオ通話・音声通話アプリです。
FaceTimeを使って電話ができるかどうかは、iPhoneの「連絡先」アプリで確認できます。

電話したい相手の詳細画面を開き、FaceTimeのアイコンが表示されれば通話可能です。

相手がスマホ以外の場合はIP電話を利用（Wi-Fiは必要）

相手がスマホ以外の場合や、同じアプリを使っていない場合は、IP電話アプリを使って電話しましょう。（Wi-Fi接続が必要です）

IP電話アプリとは、インターネットを使って通話ができるサービスのことです。
利用者には050などから始まるIP電話番号が付与されて、一般的な電話と同じように利用できます。
たとえばIP電話アプリの「LaLaCall（ララコール）」では、30秒8.8円～携帯電話や固定電話宛てに電話がかけられます。

ただし、LaLaCallをはじめほとんどのIP電話アプリでは、通話料のほかに月額基本料金もかかるので注意してください。

携帯が止まってしまうタイミングと対処法

携帯料金を滞納すると、一定期間後に「利用停止」となり、携帯電話の利用が止められてしまいます。

料金を支払えば回線を復活できますが、そのまま滞納を続けていると「強制解約」されて回線の復活ができなくなるので注意が必要です。
利用停止や強制解約を避けるために、大手通信キャリアごとの利用停止（回線停止）となるタイミングを確認しておきましょう。

あわせて、利用停止になってしまった場合の対処法も紹介しますので、参考にしてみてください。

ドコモ：支払日から20～30日で回線停止

ドコモでは、支払期限日より20～30日目頃に、利用が停止されます。
利用停止後も滞納を続けた場合、支払い期日から2ヶ月ほどで強制解約になるため、できるだけ早く未払いの料金を支払いましょう。

ドコモが利用停止になった時の対処方法

ドコモでは、以下の方法で未払い料金の支払いができます。

振込用紙をなくしてしまった場合でも、ドコモショップやWebビリングでの支払いが可能です。
未払い料金の支払い後、早ければ数分で回線が復活して携帯電話が使えるようになります。

ドコモの未払い料金支払い方法について詳しくは、請求書がお手元になくても可能なお支払い（ドコモ公式サイト）を確認してください。

au：支払日から約3週間で回線停止

auでは、滞納発生後に届く「利用停止予告」に記載されている支払期日の翌日以降、順次サービスが停止されます。

滞納発生から数えると、約3週間ほどで回線が停止となる計算です。

auが利用停止になった場合の対処方法

auでは、支払期日を過ぎて10日～2週間ほどで届く振込用紙で未払い料金の支払いができます。

振込用紙を失くしてしまった場合や振込用紙が届く前に支払いをしたい場合は、以下の方法を利用しましょう。

未払い料金を完済すれば、以下のタイミングで回線が復活します。

• 20時までに支払い：支払い後約30分で解除
• 20時以降に支払い：翌日の朝9時ころに解除

auの支払い方法について詳しくは、支払期日を過ぎた未払い料金の支払いはできますか？（au公式サイト）を確認してください。

ソフトバンク：支払日から約3週間で回線停止

ソフトバンクでは、滞納発生後に届く払込用紙に記載されている支払期日の翌日以降、順次サービスが停止されます。

支払期日の設定にもよりますが、滞納発生から数えると、約3週間ほどで回線が停止となる計算です。

ソフトバンクが利用停止になった時の対処方法

ソフトバンクでは、支払期日を過ぎて1週間～10日ほどで届く払込用紙で未払い料金の支払いができます。
払込用紙で支払う場合は、コンビニやソフトバンクショップ、金融機関窓口のほかに、PayPay請求書払い、Pay-easyなどでも支払いが可能です。

払込用紙を失くしてしまった場合や、用紙が届く前に支払いをしたい場合は、以下の方法を利用しましょう。

未払い料金を完済すれば、最短の場合約30分で回線が復活します。

ソフトバンクの支払い方法について詳しくは、期日までに支払いができなかった場合、どうなりますか？（ソフトバンク公式サイト）を確認してください。

携帯が止まってしまった時の対処法

携帯が止まってしまった時、また電話ができるようにするために、すぐにするべきことをまとめてみました。

携帯が止まってしまった時の対処法

• 利用停止の場合はすぐに滞納料金を支払う
• クレジット払いで支払う
• 携帯会社に支払い猶予について相談する
• プランの見直しをする、格安SIMに乗り換える
• 審査不要の携帯を契約する

回線を復活させるために、または携帯を再契約するために、以下の方法を試してみてください。

利用停止の場合はすぐに滞納料金を支払う

まだ「利用停止」の段階であれば、すぐに滞納料金を支払いましょう。

「契約解除の予告」に記載されている期日までに料金を支払えば、回線を復活できます。
強制解約まで進んでしまうと、未払い金を完済しても回線の復活はできません。

クレジット払いで支払う

すぐに支払いが難しい場合は、一時的にクレジット払いに切り替えて支払いをすることも可能です。
クレジットカード払いに切り替えれば、カードの請求日まで支払い期日を延ばすことができます。

各大手通信キャリアの、クレジットカードでの支払い方法をまとめてみました。

ただし、クレジットカード代金を滞納すると信用情報に傷がついてしまい、ブラックリストになってしまうことがあるので注意してください。

携帯の契約に関わるブラックリストについては3種類あり、詳しくは下記記事で解説しています。

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携帯会社に支払い猶予について相談する｜分割払いや別の方法を提案してくれる可能性あり

どうしても料金の支払いが難しい場合は、契約先のキャリア・格安SIMに相談してみましょう。
やむを得ない事情がある場合、無理なく支払いをするための方法を提案してもらえる場合があります。

大手通信キャリア各社の問い合わせ窓口は以下の通りです。

• ドコモ：お問い合わせ
• au：料金のお支払いに関するご案内（確認・お手続き）
• ソフトバンク：カスタマーサポート（お問い合わせ）
• 楽天モバイル：お問い合わせ

プランの見直しをする・格安SIMに乗り換える

料金の支払いが難しい状況が毎月続いている場合は、プランの見直しや、格安SIMへの乗り換えなど、もっと携帯料金を安くできないか考えてみましょう。
適切なプラン・格安SIMへの乗り換えで、携帯料金を半額以下に抑えられる場合もあります。

ただし、料金を滞納している間は他の携帯会社と新たに契約することが難しい場合があります。携帯を新規契約する際は、携帯料金の支払状況などが審査されるためです。

審査不要の携帯を契約する

すでに料金を滞納してしまっている場合、他社への乗り換え（MNP）・新規契約は難しいケースが多く、また、強制解約により”携帯ブラック”になってしまうと、他社の新規契約審査にも通らなくなってしまいます。

携帯ブラックによる審査落ちでお困りなら、”ほぼ審査なし”の格安SIM「誰でもスマホ」の利用がおすすめです。
「誰でもスマホ」では、独自の審査基準で99.8％が審査を通過。他社で審査に落ちた方も安心して申し込みできます。

また、契約を検討している方向けの電話サポートも用意していますので、分からないこと・不安な点がある場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

「誰でもスマホ」なら、すぐに電話を使いたい方、携帯番号を早く取得したい方も、スムーズにご契約いただけます。

支払いが難しい場合の相談先

失業、借金などにより生活が困窮していて、携帯料金の支払いがどうしても難しい場合は、公的機関に相談してみることもできます。

たとえば、以下の機関では、携帯料金の滞納を解決するための支援やアドバイスが受けられるかもしれません。

これらの相談窓口に相談すれば必ず問題が解決するというわけではありません。

とはいえ、適切な相談先を教えてもらえる、専門的な見地からアドバイスがもらえるなどさまざまなメリットがあるので、お困りの方は利用を検討してみるとよいでしょう。

携帯料金を滞納した場合、強制解約までの流れ

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強制解約は利用停止とは違い、料金を支払っても回線の復活はできません。

また、強制解約になると同じ会社での再契約もできなくなる場合もあります。
強制解約を回避するために、携帯料金滞納の発生から強制解約までの流れを理解しておきましょう。

• ①携帯会社から請求書または督促状が届く（約7～10日後）
• ②携帯利用停止の案内が届く（約10～15日後）
• ③実際に利用停止となる（約15～30日後）
• ④強制解約になる（約2～4か月後）
• ⑤債権回収業者や弁護士から通知が届く（時期不定）
• ⑥裁判所から通知が届く（時期不定）

※携帯会社によってスケジュールや対応は異なります。詳しくは各社の公式サイトを確認してください。

①携帯会社から請求書または督促状が届く（約7～10日後）

支払期日を過ぎても料金の支払いをしなかった場合、携帯会社から請求書または督促状（払込票）が届きます。

大手通信キャリア各社の、督促状が届くまでの期間（目安）をまとめてみました。

督促状や払込票が届いたら、必ず記載されている期日までに料金を支払いましょう。

②携帯利用停止の案内が届く（約10～15日後）

督促状や払込票の支払期日を過ぎても料金の滞納を続けると、郵送やメールで利用停止の案内が届きます。

キャリアによっては、①で届く督促状が利用停止の案内も兼ねていることがあります。

③実際に利用停止となる（約15～30日後）

利用停止の案内に記載されている支払期日の翌日以降、サービスが順次利用停止になります。
利用停止になると、電話、インターネットなど携帯会社が提供しているサービスがすべて使えなくなるので注意してください。

大手通信キャリア各社の、利用停止になるまでの期間（目安）をまとめてみました。

ドコモ以外のキャリアは期間を明示していませんが、ほとんどの場合支払期日から4週間程度経過すると利用停止になることが多いようです。

利用停止中はサービスが利用できませんが、この期間もプラン料金などは発生するので注意してください。

④利用停止後、強制解約となる（約2～4ヶ月後）

利用停止後も料金の未払いを続けていると、郵送またはメールで契約解除の予告が届きます。
契約解除の予告に記載されている支払期日が、強制解約の最終期限です。この期限までに支払いをしない場合、強制解約となります。

大手通信キャリア各社の、強制解約になるまでの期間は以下の通りです。

ドコモとauは具体的な期間を公開していませんが、支払期日から2ヶ月ほどで強制解約になることが多いようです。
強制解約になると、未払い料金を支払っても回線の復活はできません。同じ電話番号やメールアドレスを使うこともできなくなります。

また、同じ会社での再契約も難しくなる場合があるので、じゅうぶん注意してください。

⑤弁護士や債権回収業者などから通知が届く

契約解除後も滞納を続けていると、債権（未払い料金）の回収を委託された債権回収業者や弁護士事務所から通知が届くことがあります。

この場合、記載されている連絡先に問い合わせして支払い方法などを相談してください。

⑥裁判所から通知が届く

債権回収業者や弁護士からの通知も無視していると、訴訟や差し押さえなどの法的手続きが行われる場合があります。

裁判所から「訴状」や「支払督促」などの通知が届いたら、必ず同封されている説明書に沿って手続きを行ってください。

携帯料金の滞納を続けると起こりうるリスク

携帯料金の滞納を続けていると、電話ができなくなるだけでなく、生活にさまざまな悪影響が及びます。
「それほど大きな金額ではないから滞納しても大丈夫だろう」と考えずに、期日までに支払うよう心掛けましょう。

ここでは、携帯料金滞納によるリスクをかんたんに紹介します。

携帯料金滞納によるおもなリスク

• 強制解約される
• 同じ会社で再契約できなくなる
• 他の会社の審査にも通りにくくなる
• 信用情報に傷がつく

また、「携帯ブラック」になると他の会社の審査にも通りにくくなるため、スマホを持つこと自体が難しくなります。

さらに、端末の分割払い料金を滞納すると「信用情報」に傷がつき、クレジットカードやローンの新規契約審査にも通りにくくなります。

連絡手段を失わないために｜審査なしでスマホが持てる「誰でもスマホ」

本記事では、携帯が止められてしまった場合に電話する方法を紹介しました。
料金滞納が原因で携帯が止められてしまっても、Wi-Fiに接続すれば以下の方法で音声通話ができます。

Wi-Fiに接続して通話をする3つの方法

• LINEやZoomなどのアプリを使う
• FaceTimeを使う
• IP電話サービスを利用する

携帯ブラックによる審査落ちでお困りなら、”ほぼ審査なし”で契約できる「誰でもスマホ」の利用がおすすめです。
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