生活保護でもデビットカードは使えるの?おすすめカードも紹介

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生活保護を受給している人は、クレジットカードの新規申し込み審査に通りにくいと言われています。

クレジットカードの審査に落ちてしまったけどキャッシュレス決済を利用したい、毎日のお買い物でポイントを貯めたい、とお考えの方も多いかもしれません。

そんな方におすすめなのが、「デビットカード」です。

この記事では、生活保護でもデビットカードは作れるのか、またデビットカードを持つ場合の注意点について解説します。

おすすめのデビットカード3選も紹介していますので、申し込みの際に参考にしてください。

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結論:生活保護でもデビットカードを使うことができる


デビットカードとは、支払った分の料金が即時銀行口座から引き落とされるカードです。
クレジットカードと同じように利用できますが、基本的に入会審査は不要で、生活保護を受けている方でも発行・利用できます。

銀行口座の残高以上に使い過ぎてしまう心配がないため、支出をしっかり管理する必要がある生活保護受給者の方にもぴったりのカードと言えるでしょう。

生活保護受給者はデビットカードを持つ必要があるのか

生活保護受給者がデビットカードを持つ必要があるかどうかは、それぞれの状況や考え方によって変わります。

クレジットカードの審査に通らなくて困っているなら、同じような使い方ができるデビットカードの発行を検討してみるといいかもしれません。

カードによっては利用料金に応じたポイントがつくので、現金よりもお得に買い物ができます。
ただし、デビットカードにはクレジットカードにはないデメリットもあるので注意が必要です。

ここではデビットカードのメリット・デメリットを紹介しますので、参考にしてみてください。

デビットカードを持つメリット

デビットカードには、以下のようなメリットがあります。

・現金を持ち歩く必要がない

・利用履歴が分かりやすい

・お金の使い過ぎを防げる

・クレジットカードより比較的審査に通りやすい


〇現金を持ち歩く必要がない

デビットカードはコンビニやスーパーなど、カードに記載されているブランド(Visa, JCB)の加盟店であれば基本的にどこでも利用できます。

現金の持ち合わせがない時でも、デビットカードさえあれば必要な買い物ができて便利です。
また、現金を持ち歩く必要がなくなるため、防犯性が高いというメリットもあります。

〇利用履歴が分かりやすい

生活保護受給者は、毎月の生活費を限られた「生活扶助費」の中から支払う必要があるため、毎月の支出管理が欠かせません。

デビットカードを利用すれば、レシートを保存しておかなくても会員ページなどから利用履歴が確認できます
日常のお買い物にデビットカードを利用すれば、家計管理がしやすくなるでしょう。

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〇お金の使い過ぎを防げる

デビットカードの料金は銀行口座から即時引き落としされるため、銀行口座の残高以上の支払いができません
また、支払い方法は基本的に一括払いのみです。

そのため、支払い能力を超えるものを購入してしまう心配が少なく、お金の使い過ぎを防ぐことができます。

〇クレジットカードより比較的審査に通りやすい

多くのデビットカードは基本的に審査がなく、以下2つの条件を満たしていればだれでも入会できます。

・各社が定める最低年齢

・指定銀行口座の開設

そのため、クレジットカードの審査に通らない方でも、デビットカードなら申し込みできることが多いでしょう。

デビットカードを持つデメリット

デビットカードには以下のようなデメリットもあるので注意してください。

・残高管理が必要

・不正利用の補償がクレジットカードほど手厚くない

・使えない場所もある

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〇残高管理が必要

デビットカードの利用料金は銀行口座から即時引き落としされるため、口座残高が不足していると利用できません
デビットカードを利用する場合は、口座残高が買い物に必要な分残っているか確認しておきましょう。

〇不正利用時の補償がクレジットカードほど手厚くない

デビットカードには、不正利用された場合の補償サービスがありますが、補償額には限度があります
例えば、「SMBCデビット(三井住友銀行)」の補償限度額と補償の対象期間は以下の通りです。

カードの種類 補償限度額 対象期間
三井住友カード

(クレジットカード)

不正利用された分の請求すべて 申告の60日前まで
SMBCデビット 年間100万円 申告の60日前まで

三井住友カード(クレジットカード)では不正利用された分の請求がすべて取り消されますが、デビットカードの補償限度額は年間100万円までとなっています。

デビットカードの不正利用が心配な場合は、会員ページなどで「利用限度額」を少なめに設定しておきましょう。

〇デビットカードが使えない場所もある

デビットカードは、基本的にカードに記載されているブランドの加盟店であればどこでも利用できますが、一部利用できないケースがあるので注意が必要です。
デビットカードが使えない場所の例

・高速料金の支払い

・ガソリンスタンド(口座残高の額によっては使える場合もあり)

・一部のタクシー

など

使えないカードはお店によって異なるため、事前に公式サイトなどで確認しておきましょう。

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生活保護を受給されている方がデビットカードを持つ場合の注意点

生活保護受給者の方がデビットカードを持つ場合は、とくに以下の点に注意してください。

〇使い過ぎないように気をつける

デビットカードは口座残高以上の支払いができないとはいえ、使い過ぎには注意が必要です。

生活保護受給者の方が毎月使える生活扶助(生活費)は限られているので、現金で支払う場合と同じように、支出をしっかり管理するようにしましょう。

多くのデビットカードでは、会員ページなどから1日当たりの利用限度額を設定できます。

使い過ぎを防ぐために、1日当たりの「利用限度額」を必要最低限の額に設定しておくとよいかもしれません。

〇分割払い・リボ払い・キャッシングは使用できない

デビットカードの支払い方法は一括払いのみです。分割払い・リボ払い・キャッシングは利用できないので注意してください。

そもそも、生活保護費から借金やローンを返済することは原則として認められておらず、分割払いの利用自体が許可されない場合があります。
分割払いで購入したいものがある場合は、事前にケースワーカーに相談してみましょう。

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【Q&A】クレジットカードは作れないの?

残念ながら、生活保護受給者がクレジットカードに新規入会するのはかなり難しいと考えられます。

とはいえ、生活保護受給者のクレジットカードの所持や利用が禁止されているわけではなく、一部のケースでは審査に通ることもあるでしょう。

デビットカードではなくクレジットカードが作りたいという方は、以下の点をチェックしてみてください。

生活保護受給者がクレジットカード審査に通りにくい理由

クレジットカード会社はさまざまな項目から申し込み者の返済能力を審査しますが、重視される項目の一つは「申し込み者の安定度」と言われています。

そのため、クレジットカードの入会審査に通るには安定した収入が必要です。
生活保護受給者は収入がないか、収入があっても非常に少ないため、返済能力が低いと判断されて審査に落ちてしまうことが多いでしょう。

ただし、生活保護を受けていても継続的に安定した収入があれば、クレジットカードの審査に通ることもあります。

できるだけ審査に通りやすくするために、申し込みの際に以下の点に注意してみてください。

・「一般カード」を申し込む(ゴールドカードなどの年会費のかかるカードは避ける)

・申込書(フォーム)に収入の申告欄がないクレジットカードを選ぶ

・キャッシングは設定しない

生活保護でもクレジットカードが使えるか?についてより詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

プリペイドカードという方法も

プリペイドカード(プリペイド式クレジットカード)も審査不要で発行できるので、生活保護受給者の方におすすめです。

プリペイドカードとは、あらかじめ現金をチャージして使うタイプのカードで、VisaやJCBなどの加盟店で利用できます。

デビットカードとプリペイドカードの違いを簡単にまとめてみました。

比較項目 デビット

カード

プリペイド

カード

入会審査 なし なし

小学生から持てることも

年会費 なし なし
支払い

方法

銀行口座から

即時引き落とし

事前に現金を

チャージ

支払回数 一括払いのみ 一括払いのみ
使える

場所

*ブランド加盟店 *ブランド加盟店
ポイント あり あり

※ブランドとは:Visa、JCBなどカードに記載されたブランドのこと

デビットカードは利用料金が銀行口座から即時引き落とされますが、プリペイドカードは事前に現金をチャージして使います。

また、申し込みできる年齢はプリペイドカードの方が低いことが多く、カードによっては小学生から申し込みできることも。
使い過ぎを防ぎたい場合や、子どもにカードを持たせたい場合はプリペイドカードを選ぶとよいかもしれません。

もう一つの大きな違いは、プリペイドカードは銀行口座がなくても発行できること。
事情により銀行口座が開設できない人は、プリペイドカードの利用を検討しましょう。

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とはいえ、多くの格安SIMはクレジットカードがないと契約できません。

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大きな特徴はコンビニ支払いができること。
初期費用や月額料金をコンビニで支払えるので、生活保護受給中でクレジットカードが作れない方や銀行口座のない方でも契約できます

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銀行口座振替も可能

誰でもスマホの料金は、口座振替でも支払い可能です。

口座振替なら毎月自動的に料金が引き落とされるので、支払い忘れの心配がありません。
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おすすめのデビットカード3選

最後に、おすすめのデビットカード3選を紹介します。
カードによって入会基準や付与されるポイントが違うので、ご自分に合ったものを選んでみてください。

楽天銀行デビットカード


楽天銀行デビットカード
は、楽天銀行に口座を持っている人が発行できるカードです。

年会費は無料で、16歳以上であれば収入のない方でも発行できます。

Mastercard、JCB、Visaの3つからブランドを選択できるので、自分がよく利用するお店で使えるブランドを選びましょう。

利用額100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まり、貯まったポイントはデビットカードの決済に利用できます。

入会基準 16歳以上

楽天銀行口座の開設

年会費 無料
支払い方法 楽天銀行口座から即時引き落とし
支払回数 一括払いのみ
利用限度額 1,000円単位で任意に設定可能

1日当たり最大100万円

使える場所 Mastercard, JCB, Visa加盟店
ポイント

還元

利用額100円につき1ポイント

(楽天ポイント)

 

Sony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)


Sony Bank WALLET
は、ソニー銀行が発行するデビットカード機能付きのキャッシュカードです。

年会費は無料で、15歳以上の方が発行できます。

国内でのお買い物にSony Bank WALLETを使うと、優遇プログラム「Club S」のステージに応じて最大2%のキャッシュバックが受けられます。

入会基準 満15歳以上

ソニー銀行口座の開設

年会費 無料
支払い方法 ソニー銀行口座から即時引き落とし
支払回数 1回払い
利用限度額 初期設定:1日50万円

0円~200万円の範囲で変更可能

使える場所 Visa加盟店
ポイント

還元

最大2%キャッシュバック

イオンデビットカード


イオンデビットカードは、イオン銀行が発行するデビットカードです。

入会できる年齢は18歳以上と、楽天デビットカードやSony Bank WALLETと比較して高くなっています。

ポイント付与率は通常200円利用につき1ポイント(WAON POINT)ですが、イオングループ対象店舗で利用すればいつでもポイント2倍

さらに毎月20日・30日の「お客様感謝デー」はイオンでのお買い物代金が5%OFFなど、イオンをよく利用する方にとくにおすすめのカードです。

入会基準 18歳以上

イオン銀行口座の開設

年会費 無料
支払い方法 イオン銀行口座から即時引き落とし
支払回数 1回払い
利用限度額 初期設定:1回、1日、1ヵ月50万円

1万円単位で変更可能

使える場所 Visa加盟店
ポイント

還元

200円利用につき1ポイント

(WAON POINT)

まとめ

デビットカードは入会審査がなく、銀行口座があれば基本的にだれでも発行できます(年齢制限あり)。
生活保護受給中のためにクレジットカードの審査に落ちてしまった方でも、デビットカードなら発行できることが多いでしょう。

銀行口座残高の範囲内でしか買い物ができない仕組みのため、使い過ぎを防止できるのがメリットです。
また、利用料金に応じたポイントがつくことも多く、現金よりもお得に買い物ができます。
ただし、銀行口座がない人はデビットカードがつくれません。

事情により銀行口座が開設できない方は、事前にチャージして使う「プリペイドカード」の発行がおすすめです。
この記事を参考に、あなたにぴったりのデビットカードを選んでみてください!
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