借金の返済期日が過ぎてしまうと、電話や書類による催促が始まります。
催促が始まると、このままでは自宅や勤務先にまで取り立てに来るのではないかと、不安を感じている方も少なくないでしょう。
しかし、借金の取り立ては、法律により定められたルールが存在しています。そのため、違法な取り立ては罰則の対象として認められており、正規の貸金業者は違法の取り立てをすることはありません。
では、どのような取り立てが違法行為にあたるのでしょうか。
この記事では、借金の取り立て方法や違法行為、取り立てに来た際の対処法を解説します。
目次

借金の取り立てと聞くと、電話で怒鳴られたり自宅のドアを乱暴に叩かれたりするイメージがある方も少なくないでしょう。
しかし、実際の取り立ては法律に基づいた手順で行われるため、暴力や威圧的な取り立ては法律違反になります。
では、借金の取り立て方法について見ていきましょう。
借金の取り立ての多くは、電話や書面によるものです。
借金の返済期日までに支払うことができずに放置してしまうと、まず返済期日の翌日から、電話や書面で督促の連絡がきます。
電話もしくは書面による督促を2〜3ヶ月放置すると、内容証明郵便で催告書が届きます。内容証明郵便とは、差出人や宛名、内容などを郵便局が証明する郵便のことです。
この頃には、借金の一括返済を請求されます。
催告書も放置すると、裁判所を介して支払督促もしくは訴状が届きます。
どちらにも応じないと、最終手段として、財産の差し押さえが強制的に実施されるでしょう。
車や銀行口座、自宅、給料などが差し押さえられます。給料が差し押さえになった際は、職場へも通達がいくため、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
正規の貸金業者が直接、自宅訪問をすることはほとんどありません。
ただ、電話や書面による督促を無視したり長期間の滞納を続けたりすると、自宅訪問による取り立てが実施される可能性があります。
この場合の取り立ては、返済期日を過ぎても連絡が取れず、話し合いで解決する気がないと判断されてしまうからです。
自宅訪問も無視し続けてしまうと、差し押さえや訴訟になる可能性が高まります。
また、借り入れの契約時や返済の相談時に、返済が滞った場合に自宅訪問の許可をしているときも自宅訪問での取り立てが行われます。
貸金業法のルールを守り取り立てが実施されるため、決して暴力や暴言などで取り立てを行うことはありません。

貸金業法に基づいて経営している消費者金融では、順を追って借金返済を促します。
貸金業法では、債務者の生活を保護し平穏に暮らせるように定められているため、債務者の私生活や業務を脅かすような言動は禁止されています。
しかし、闇金や個人間で借金をした場合には、違法の取り立てが行われる可能性も少なくありません。
違法行為が見られた場合には、すぐに警察や弁護士に相談しましょう。では、取り立ての違法行為について確認していきましょう。
正当な理由がない場合の早朝や深夜の取り立ては、違法行為となります。
21時から翌8時までの間の早朝や深夜の取り立ては債務者の生活に影響を与えてしまうため、禁じられています。
自宅訪問だけでなく、電話やFAXでの取り立ても違法行為です。
ただ、債務者が仕事の都合で日中連絡を取れない場合や返済期日をすぎても連絡がなく返済がなかった場合には、例外として認められるケースもあります。

脅迫するような言い方や大声、暴力などによる取り立ては、脅迫罪や暴行罪に問われる違法行為です。
「早く金返せ」と大声で怒鳴る、「返済しないと勤務先に報告する」など平穏な生活を脅かすような言い方をしたりしてはいけません。
また、自宅のドアを蹴る・叩く、物を投げつけるなどの行為も暴力行為にあたります。
取り立ての際に、脅迫や暴力行為を行う場合には警察に連絡しましょう。
債務者の家族など第三者に対しての取り立ても違法行為です。
借金の返済義務があるのは、お金を借りた本人もしくは連帯保証人です。そのため、債務者の両親や兄弟・姉妹・配偶者・子どもなどへの返済義務はありません。
ただ、家族が連帯保証人の場合は、本人に代わって借金の返済を求められます。債務者以外の第三者に対して、借金の返済を求めることは認められていません。

「他社からお金を借りて借金を返してください」と強要する行為も違法です。
借金を返すために借金を作る状況が続くと、自転車操業の状態となり、借金が完済できない可能性が高まります。
債務者の金銭状況を悪化させてしまう可能性があるため、違法行為にあたります。
金銭状況が悪く、借金の返済が滞っていると、生活するのも一苦労です。なかでも、スマホ料金が高く、支出を圧迫していることも少なくないでしょう。
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債務者の自宅や周辺の電柱などに、金返せ〇〇さんは借金を返しませんのような張り紙や、落書きをすることは違法行為です。
債務者が借金をしている事実を周囲に伝える行為は、債務者の生活を脅かす恐れやプライバシーの侵害にあたる可能性があります。
近所同士の関係性に悪影響を及ぼしてしまうため、すぐに警察や弁護士に相談し、早めの対処を行いましょう。
自宅や勤務先への無断侵入による取り立ても違法行為です。
自宅への無断侵入は住居侵入罪になり、勤務先への無断侵入は建築物侵入罪にあたります。
また、自宅や勤務先の玄関前に居座る行為も違法です。用件を聞き「帰ってください」と伝えても、無視し居座り続けてしまうのは禁止行為です。
回収業者が居座り続けてしまうと、周囲に借金をしている事実を知られてしまったり、近所トラブルに発展したりする可能性があります。
債権者や回収業者が無断侵入や居座る行為をした場合には、すぐに警察に通報し、弁護士に対応の相談を行いましょう。

借金の取り立てが来ると焦ってしまい、どのような対応をしたらよいのか、わからなくなる方も少なくないでしょう。
取り立て方法や、貸金業者が正規か違法によっても対処法が異なります。
違法業者の場合は、貸金業法に基づいておらず正式な契約にならないため、支払う義務はありません。
しかし、取り立てを拒否し続けても違法行為が継続したり悪化したりする可能性があるため、必ず警察や弁護士に相談しましょう。
正規の回収業者が取り立てに来た場合には、現在の金銭状況を説明し、返済期日の延長や借金の減額相談をしましょう。
借金の返済が厳しい場合には、弁護士や司法書士に相談し、債務整理をすることも大切です。
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貸金業法に基づいた消費者金融や正規の業者から、借金をした場合には、電話や書類での取り立てが一般的です。
電話や書面に応じず放置してしまうと、自宅訪問を実施し取り立てを行うケースがあります。
また、自宅訪問にも応じないと、訴えられたり差し押さえを行われたりする可能性も考えられるでしょう。
自力では対応できない、返済期日までに返済ができないような場合には、弁護士や司法書士に相談し債務整理をすることも検討しましょう。
債務整理を行うことで、生活に余裕が生まれる一方、信用情報機関に事故情報が登録(ブラックリスト)されてしまうデメリットもあります。
信用情報機関に事故情報が登録されると、スマホの新規契約やクレジットカードの契約ができなくなる可能性があります。しかし、現代においてスマホは必要不可欠な存在です。
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