携帯契約の審査がゆるい格安SIMは？選定時の注意点や審査に落ちてしまうパターンも解説

審査不要で契約できる格安SIM3選

近年、審査なしで契約できる格安SIMサービスが増えています。

審査不要の格安SIMは、通信品質や料金プランも充実しており、大手携帯会社とほぼ同じように利用が可能です。ここでは、とくにおすすめの3つのサービスをご紹介します。

支払い方法や通信容量など、それぞれの特徴を詳しく解説していきますので、自分に合ったサービスを見つけてください。

誰でもスマホ｜携帯ブラックでも99%契約できる

審査不要で契約できる誰でもスマホは、携帯ブラックでも99%が契約できる格安SIMサービスです。

ドコモ回線を利用し、全国でつながる安定した通信と電話窓口による充実したサポート体制が特徴です。

初回契約なら人気のiPhoneも一括988円～購入できるので、初期費用も抑えられます。

人気の20GBプランは24時間かけ放題付きで、月額4,980円。

最低利用期間と解約金はなく、短期解約してもペナルティは一切ありません。

口座振替に加えてコンビニ支払いにも対応しているため、クレジットカードや銀行口座が持てない人も利用可能です。

サービス概要

項目	内容
サービス名	誰でもスマホ
回線	NTTドコモ回線
事務手数料	3,850円（税込）（SIMカード代金）
支払い方法	コンビニ支払い、口座振替

 

料金プラン（全プラン24時間かけ放題付き）

データ容量	月額料金（税込）
1GB	3,278円
3GB	3,580円
5GB	3,980円
20GB	4,980円
25GB	5,580円
50GB	6,980円
100GB	9,980円

サンシスコン｜ブラックリスト者への支援実績あり

（出典：サンシスコン）

サンシスコンも、携帯ブラックサポート実績を持つ格安SIMサービスです。

ドコモ・ソフトバンクの両回線に対応し、全国99%のエリアをカバーしています。

クレジットカード不要で、口座振替、銀行振込、コンビニ決済の豊富な支払い方法から選択できます。

ただし、銀行振込とコンビニ支払いを選択すると月額料金が高くなるので注意してください。

全プランにかけ放題を標準装備し、最短で申込翌日から利用開始可能です。

また、6ヵ月未満（長期利用割引適用の場合は1年以内）で解約すると、解約事務手数料として1ヶ月分のプラン料金の支払いが必要になります。

サービス概要

項目	内容
サービス名	サンシスコン
回線	ドコモ回線・ソフトバンク回線
事務手数料	330円（税込）
支払い方法	口座振替、銀行振込、コンビニ決済

 

料金プラン（全プラン24時間かけ放題付き）

データ容量	口座振替料金 （税込）	銀行振込料金 （税込）	コンビニ決済料金 （税込）
1GB	3,278円	4,278円	4,608円
3GB	3,580円	4,580円	4,910円
5GB	3,980円	4,980円	5,310円
10GB	4,680円	5,680円	6,010円
20GB	4,980円	5,980円	6,310円
25GB	5,580円	6,580円	6,910円
50GB	6,980円	7,980円	8,310円
100GB	9,800円	10,800円	11,130円

だれでもモバイル｜24時間かけ放題付き

（出典：だれでもモバイル）

だれでもモバイルは、「電話10分かけ放題」と「電話かけ放題」プランを選べるのが特徴の、携帯ブラックでも契約できる格安SIMサービスです。

10分かけ放題の1GBプランなら月額1,990円で使え、あまりデータを使わないため、料金を安く抑えたいという人におすすめです。

ただし、3GB以上のプランにするなら、誰でもスマホの方がお得になります。

ドコモの通信エリアで利用でき、安定した通信速度が特徴です。

クレジットカード不要で、口座振替での支払いにも対応しています。

サービス概要

項目	内容
サービス名	だれでもモバイル
回線	NTTドコモ回線
事務手数料	キャンペーン中無料
支払い方法	口座振替

 

料金プラン（10分かけ放題＋データ通信）

データ容量	月額料金（税込）
1GB	1,990円
3GB	3,700円
5GB	4,500円
10GB	6,100円
20GB	8,700円

 

料金プラン（完全かけ放題＋データ通信）

データ容量	月額料金（税込）
1GB	3,300円
3GB	5,500円
5GB	6,160円
7GB	7,040円
10GB	7,810円
20GB	11,110円

携帯の契約の審査が比較的ゆるいと言われている格安SIM9選

ここでは、携帯の契約審査に不安がある方向けに、審査基準が比較的緩やかな格安SIMについて紹介します。
大手キャリアと比べて契約しやすく、料金プランも手頃な事業者を厳選しました。

クレジットカードがなくても契約できるサービスや支払い方法が選べるプランなど、さまざまなニーズに対応する格安SIMを解説していきます。

UQモバイル｜安定した通信回線

（出典：UQモバイル）

UQモバイルは、auグループの格安ブランドとして安定した通信品質を提供するサービスです。

トクトクプラン（1GB・15GB）、コミコミプラン+（33GB）、ミニミニプラン（4GB）の3つのシンプルなプラン構成となっており、自宅セット割や家族割引も適用可能できます。データくりこし可能で、1Mbpsの低速通信は無制限です。

OpenSignal社の「モバイル・ネットワーク体感レポート」で複数項目1位を獲得するなど、通信品質の高さもメリットといえます。

サービス概要

項目	内容
サービス名	UQモバイル
回線	au回線
事務手数料	3,850円（税込）
支払い方法	クレジットカード、口座振替

 

料金プラン

プラン名	データ容量	月額料金（税込）
トクトクプラン	1GB	990円
トクトクプラン	15GB	2,178円
コミコミプラン+	33GB	3,278円
ミニミニプラン	4GB	1,078円

楽天モバイル｜最大料金が3,278円

（出典：楽天モバイル）

楽天モバイルは、データ使用量に応じて料金が変動する独自の料金体系が特徴です。

3GBまでは1,078円、20GB以上は3,278円となっており、利用量に合わせて料金が変化します。加えて、Rakuten Link利用で国内通話が無料になり、海外でも追加設定不要で利用可能です。

楽天市場でのポイント5倍や紹介特典、エンタメコンテンツのポイント還元などのキャンペーンも多くあります。

サービス概要

項目	内容
サービス名	楽天モバイル
回線	楽天回線（パートナー回線：au・ドコモ）
事務手数料	無料
支払い方法	クレジットカード、口座振替

 

料金プラン

データ容量	月額料金（税込）
3GBまで	1,078円
3GB～20GB	2,178円
20GB以上無制限	3,278円

Y!mobile｜関連サービスをお得に利用可能

（出典：Y!mobile）

Y!mobileは、PayPayやYahoo!プレミアムとの連携が魅力のソフトバンク系格安ブランドです。

データ容量4GB〜40GBまでのSMLプランを提供しており、PayPayカード割引や家族割引サービス、光回線セット割で月額料金を大幅に抑えられます。

10分かけ放題オプションやデータ増量オプションなど、カスタマイズも可能です。

サービス概要

項目	内容
サービス名	Y!mobile
回線	ソフトバンク回線
事務手数料	3,850円（税込）
支払い方法	クレジットカード、口座振替

 

料金プラン

プラン	データ容量	月額料金（税込）
S	4GB	2,365円
M	30GB	4,015円
L	35GB	5,115円

ahamo｜海外のデータ通信も可

（出典：ahamo）

ahamoは、ドコモの格安ブランドです。600万人以上の契約実績があるオンライン完結型のサービスを展開しています。

30GBで2,970円、110GBで4,950円という明確な料金体系で、5分以内の通話が無料です。

海外91カ国でのデータ通信に対応し、日本人渡航先の約98%をカバーしています。

d払い・dカードとの連携で還元率も+3%向上する点も魅力の1つです。

サービス概要

項目	内容
サービス名	ahamo
回線	ドコモ回線
事務手数料	無料
支払い方法	クレジットカード、d払い

 

料金プラン

データ容量	月額料金（税込）
30GB	2,970円
110GB	4,950円

LINEMO｜5分間の通話が無料

（出典：LINEMO）

LINEMOは、ソフトバンクの格安ブランドとしてLINEとの強力な連携が特徴で、LINEのデータ消費量ゼロで利用できます。

30GBで2,970円の料金プランで、LINEの通信量が無料になるほか、5分以内の通話も無料です。速度制限時も最大1Mbpsを維持でき、eSIMやフィルタリング機能も無料で提供されています。

テザリングもオプションなしで利用可能です。

サービス概要

項目	内容
サービス名	LINEMO
回線	ソフトバンク回線
事務手数料	無料
支払い方法	クレジットカード

 

料金プラン

プラン名	データ容量	月額料金（税込）
ベストプラン	3GB 30GB	990円 2,090円
ベストプランV	30GB	2,970円

mineo｜ユーザー同士でパケットを分け合える

（出典：mineo）

mineoは、ユーザー同士でデータ容量を共有できる独自のサービスが特徴の格安SIMです。

「フリータンク」でユーザー間のパケット共有、「パスケット」で無期限パケット貯蓄が可能です。

最大10回線までのグループ内でデータをシェアでき、データ容量が翌月に繰り越せます。

料金プランも1GB〜20GBまで幅広く、使い放題プランもあります。

サービス概要

項目	内容
サービス名	mineo
回線	au・ドコモ・ソフトバンク回線
事務手数料	3,300円（税込）
支払い方法	クレジットカード、口座振替

 

料金プラン（音声通話+データ通信）

データ容量	月額料金（税込）
1GB	1,298円
5GB	1,518円
10GB	1,958円
20GB	2,178円

IIJmio｜豊富な料金プランから選定可能

（出典：IIJmio）

IIJmioは、豊富な料金プランと家族割引が魅力の格安SIMサービスです。

2GB〜55GBまでの多彩なプランから選択でき、家族割適用で月額100円引きが適用されます。データ量の翌月繰り越しやシェア機能も搭載し、5GやeSIMにも無料で対応しています。

MNP転出料や解約金がないため、気軽に試せる点も特徴です。

サービス概要

項目	内容
サービス名	IIJmio
回線	ドコモ・au回線
事務手数料	3,300円（税込）
支払い方法	クレジットカード、口座振替

 

料金プラン（2025年2月3日までのキャンペーン価格）

データ容量	月額料金（税込）
2GB	850円
10GB	990円
15GB	1,500円
20GB	1,800円
25GB	2,000円
35GB	2,300円
45GB	2,900円
55GB	3,500円

LinksMate｜ゲームとの連携による特典あり

（出典：LinksMate）

LinksMateは、ゲーマー向けの特典が充実した格安SIMです。

カウントフリーオプションにより、対象のゲームやSNSの通信量が90%以上オフになり、低速時でも対象サービスは高速通信を維持できます。

データ容量に応じてゲーム連携数や特典が増え、プレミアムプランでは通信速度が優遇されます。

サービス概要

項目	内容
サービス名	LinksMate
回線	ドコモ回線
事務手数料	無料
支払い方法	クレジットカード

 

料金プラン

データ容量	データ通信のみ	SMS+データ	音声通話プラン
1GB以下	165円～	297円～	517円～
2～4GB	418円～	550円～	770円～
5～9GB	858円～	990円～	1,210円～
10GB	1,518円	1,650円	1,870円
12～18GB	1,738円～	1,870円～	2,090円～
20～80GB	2,618円～	2,750円～	2,970円～
100GB～1TB	7,953円～	8,085円～	8,305円～

イオンモバイル｜全国のイオン店舗でサポートが受けられる

（出典：イオンモバイル）

イオンモバイルは、全国のイオン店舗でサポートが受けられる格安SIMです。

0.5GB〜200GBまで細かな容量設定が可能で、最大8人でのデータシェアにも対応しています。

ドコモ回線とau回線から選択でき、1週間の無料お試しや無料メンテナンスサービスなど、安心して利用できる充実したサポート体制が特徴です。

サービス概要

項目	内容
サービス名	イオンモバイル
回線	ドコモ回線、au回線
事務手数料	3,300円（税込）
支払い方法	クレジットカード

 

料金プラン

データ容量	月額料金（税込）
0.5GB	803円
1GB	858円
3GB	1,078円
5GB	1,298円
10GB	1,848円
20GB	1,958円
50GB	3,608円
100GB	6,358円
150GB	9,108円
200GB	11,858円

携帯の審査には3種類がある

携帯電話の契約は3つの種類があり、それぞれ異なる基準で判断されます。

たとえば、新規契約時には支払い能力が重視され、端末を分割で購入する場合は信用情報が確認されます。また、名義変更時にも審査が必要です。

審査に不安がある方は、事前に各審査の特徴を理解しておくと安心です。この章では、複数ある審査の違いやそれぞれの基準についてみていきましょう。

新規で契約するときの審査

携帯会社との契約で最初に行われるのは、新規契約時の審査です。他社からの乗り換えでも同様の確認が実施されます。

新規の契約で最も重視されるのは、これまでの通信料金の支払い状況です。未払いや延滞がないかどうかを、携帯会社間で共有している情報をもとに確認します。

多くの事業者は電気通信事業者協会（TCA）に加入しており、加入会社間で支払い履歴などの情報をやり取りしています。

そのため、以前利用していた携帯会社で未払いがあると、別の会社でも審査に影響する可能性がある点は知っておきましょう。

契約審査では、月々の料金をきちんと支払える状態かどうかが判断されます。過去の支払い履歴に問題がなければ、通常は審査に通過できます。

ただし、現在進行形で未払い料金がある場合は、その支払いを済ませなければなりません。

端末を分割で支払うときの審査

スマホなどの端末を分割払いで購入する場合は、別途審査が行われます。

分割審査のポイントは、毎月確実に支払いできるかどうかです。審査では、CICやJICCといった信用情報機関にクレジットカードやローンの契約・支払い履歴、延滞や未払いの記録などを確認します。

仮に、過去に支払いの遅延や未払いがあると、信用度が低いと判断され、分割審査に通りにくくなるといえるでしょう。また、現在の借入総額が多い場合も、支払い能力に疑問が生じて審査に不利になることがあります。

新規契約と同時に端末の分割払いを申し込む場合は、両方の審査に合格する必要があります。

契約審査を通過しても、分割審査で不合格になれば契約できません。

契約者の名義を変更するときの審査

名義変更時にも審査が実施されます。結婚・離婚による改姓、家族への譲渡、契約者が亡くなった場合の継承で必要です。

姓の変更のみの場合は、比較的緩やかな審査基準が適用されます。本人の支払い能力に変更がないため、書類に不備がなければ通常は問題ありません。

一方、譲渡や継承の場合は、新しい契約者の支払い能力をチェックします。審査基準は新規契約と同様の基準です。

そのため、譲渡を受ける側に未払いや延滞の履歴がある場合は、名義変更が認められない可能性があります。

名義変更の審査では、変更理由や新契約者の支払い能力を総合的に判断します。手続きの前に、必要書類や審査基準を確認しておきましょう。

携帯の契約の審査がゆるい・不要な格安SIMの魅力

携帯の審査に不安を抱える場合、審査基準が緩やかな格安SIMサービスの利用を検討しましょう。

審査がゆるいサービスは、過去の支払い履歴や信用情報の確認を最小限に抑えているため、通常の携帯会社では契約が難しい方でも利用できる可能性が高い点が特徴です。

また、クレジットカードがなくても契約できる点や初期費用を抑えられるキャンペーンなど、使い始めやすい体制が整えられています。

この章では、審査がゆるい格安SIMならではの3つの魅力を詳しく解説します。
通信費の節約を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

携帯ブラックでも契約しやすい

審査基準が緩やかな格安SIMの特徴は、携帯料金の支払い履歴チェックが最小限という点です。

大手キャリアでは、過去の未払いや延滞があると契約できないケースがほとんどといえるでしょう。一方、格安SIMは、支払い履歴の確認を重視しない方針を取っています。

そのため、以前の携帯会社で支払いが遅れてしまった方や強制解約を経験した方でも、新規契約が行える可能性があります。基本的な本人確認書類があれば、過去の支払い状況に関係なく、サービスを利用できる可能性がある点はメリットです。

口座振替やコンビニ支払いなどの支払い方法から選べる

格安SIMのもう一つの魅力は、支払い方法が柔軟な点です。大手キャリアの多くは、クレジットカードでの支払いを原則としています。

しかし、審査がゆるい格安SIMでは、口座振替やコンビニ支払いなど、複数の支払い方法に対応しています。クレジットカードを持っていない方や何らかの理由でカードが作れない方でも、安心して契約可能です。

毎月の支払いも、自分のライフスタイルに合わせた方法を選択できます。月末にまとめて支払えるコンビニ払いや、給与日に合わせた口座振替など、柔軟な支払いオプションが用意されているのは大きな利点と言えるでしょう。

初期費用を抑えられるキャンペーンを実施している

審査がゆるい格安SIMの多くは、契約時の費用負担を軽減するキャンペーンを実施しています。事務手数料が無料になったり、初期費用が大幅に割引されたりするケースも多いといえるでしょう。

通常、携帯電話の新規契約には、いくつかの初期費用が必要です。しかし、キャンペーンを利用すれば、最小限の費用で利用を開始できます。

月々の通信料金が安いだけでなく、契約時の支出も抑えられるのは、家計に優しいポイントです。

携帯の契約の審査がゆるい会社を選定する際の注意点

格安SIMでは、審査基準が緩和されているため契約しやすいメリットがあります。しかし、サポート体制や通信品質、端末のスペックなど、いくつかの注意点もある点は知っておきましょう。

とくに、店舗での対面サポートが限られている点や混雑時の通信速度低下、提供される端末の性能など、日常的な利用に影響する要素をしっかり確認しておくことが大切です。

この章では、審査がゆるい会社を選ぶ際に見落としがちなポイントを詳しく解説します。

オンラインサポートが一般的

審査基準の緩い格安SIMでは、コスト削減のためにオンラインサポートを主体としているケースが多くなっています。大手キャリアのような店舗での対面サポートは、基本的に期待できないと考えておきましょう。
そのため、契約前に以下の点を確認しましょう。

• ・問い合わせ可能な時間帯
  ・サポート対応の方法（メール、チャット、電話など）
  ・緊急時の連絡手段
  ・故障時の修理対応フロー
  ・契約内容の変更方法

とくに、機器の故障や紛失時の対応方法は重要です。事前に確認しておかないと、トラブル発生時に不便を感じる可能性があります。

また、FAQ やヘルプページの充実度もチェックしておくと安心です。

誰でもスマホなら、メールやLINEでのチャット対応はもちろん、電話でのサポートが手厚いため、初めての方でも安心できます。
受付時間も平日だけでなく土日も対応可能です。

通信速度が遅い可能性がある

格安SIMは、大手キャリアの回線を借りて運営されているため、特定の時間帯に速度が低下する傾向があります。

通信速度が遅い現象は、以下のように多くのユーザーが同時に通信を行うことで発生します。

【速度低下が起こりやすい時間帯】

• ・朝の通勤・通学時間（7時～9時）
  ・お昼休憩の時間帯（12時～14時）
  ・夕方の帰宅時間（17時～19時）
  ・夜間の休憩時間（21時～23時）

SNSの閲覧程度なら問題ないものの、動画視聴やオンラインゲームなどの大容量通信は快適に行えない可能性があります。

対策としては、大容量の通信を避ける時間帯を工夫したり、自宅などではWi-Fiを活用したりすることが有効です。また、通信速度制限のない高速通信プランも検討してみましょう。

端末のスペックをチェックする

格安SIMでは、端末のセット販売も行っています。価格は安めに設定されており、スペックが低い場合もあるため、以下の基準で確認しましょう。

【基本スペックの目安】

項目	推奨スペック	備考
CPU	オクタコア以上	処理性能に直結
メモリ	4GB以上	アプリの同時起動に影響
ストレージ	64GB以上	データ保存容量
画面サイズ	5.5インチ以上	視認性に関係
バッテリー	3000mAh以上	使用時間を左右

とくにCPUとメモリはチェックしましょう。不足するとアプリの動作が重くなったり、複数のアプリを同時に使用できなくなったりします。

また、ストレージ容量も重要です。写真や動画を多く保存する方は、最低でも64GB以上を選択することをおすすめします。
不足する場合は、microSDカードでの拡張が可能か確認しておくとよいでしょう。

携帯の契約の審査に落ちてしまうパターン

携帯の契約審査では、意外な理由で審査に落ちることがあります。過去の利用履歴や支払い状況、契約期間の長さ、申込書類の状態まで、さまざまな要素が審査に影響を与えます。

この章では、審査に落ちやすい典型的なパターンを4つ紹介します。事前に確認することで、審査落ちのリスクを減らすことが可能です。
これから契約を考えている方は、自分が当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。

携帯の利用料金を滞納している

通信料金の支払い履歴は、契約審査の最重要項目です。過去の滞納歴は、電気通信事業者協会（TCA）加盟会社間で共有されており、他社での未払いも審査に影響します。

具体的には以下のような場合、審査に通りにくくなります。

• ・現在進行形で未払い料金がある
  ・過去2ヶ月以上の支払い遅延がある
  ・強制解約の履歴がある
  ・分割払いの延滞歴がある

未払い情報は契約解除後5年間保管されるため、その期間は新規契約が難しくなる点は知っておきましょう。ただし、未払い分を完済すれば、その時点で情報は更新されます。

審査通過を目指す場合は、滞納している料金の支払いを済ませることが重要です。

短期間で携帯の契約を解約した

短期解約の履歴も、審査に影響するポイントです。ただし、すべての短期解約が問題になるわけではありません。

通常の解約理由（サービスへの不満、プラン変更の必要性など）は、審査にそれほど影響しません。しかし、次のような場合は注意が必要です。

• ・キャッシュバック目的での解約
  ・端末購入特典だけを目的とした契約
  ・複数回の短期解約履歴

多くの携帯会社では、会社によって基準が異なるものの、6ヶ月以内の解約を「短期解約」と定義しています。そのため、最低でも1年は利用を継続しましょう。

申し込み時になんらかの不備があった

書類や入力内容の不備も審査落ちの一般的な原因といえます。以下のような不備には、とくに注意が必要です。

本人確認書類の問題	有効期限切れの本人確認書類 不鮮明な写真や画像 記載内容が最新でない
申込情報の不一致	住所表記の違い 氏名の表記揺れ 電話番号の誤記入
必要書類の不足	収入証明の未提出 在籍証明の未添付 同意書の未提出

再申請で解決できるものがほとんどであるため、申込内容を慎重に確認することが重要です。

端末本体の代金を分割払いで購入しようとしている

端末の分割払いには、通常の契約審査より厳しい基準が適用されます。

とくに以下の場合は注意が必要です。

• ・端末価格が10万円を超える場合
  ・過去に支払い遅延がある場合
  ・他の分割払い契約が多い場合
  ・年収に対して支払額が高い場合

審査に不安がある場合は、端末の一括払いを検討するか、比較的安価なモデルを選択することをおすすめします。また、SIMのみの契約から始めて、支払い実績を作ってから端末の分割購入を検討するのも1つの方法です。

携帯の契約の審査に通過するための方法

ここでは、携帯の契約審査で通過するためのポイントについてみていきましょう。未払い料金の処理や端末購入時の支払い方法の選択など、事前に対策できることがいくつかあります。

この章では、審査通過に向けた具体的な方法を3つ解説します。審査に不安がある方は、契約前にご紹介する方法を検討してみましょう。

滞納している料金を支払う

未払いの料金がある場合、未払い料金の支払いが最優先です。滞納中の料金は、電気通信事業者協会（TCA）加盟会社間で情報共有されており、新規契約の大きな障壁となります。

以下のように対応しましょう。

【具体的な対応手順】

• ・現在滞納中の料金を確認
  ・分割払いなど、支払い方法の相談
  ・できるだけ早期の完済を目指す
  ・支払い完了後の情報更新を確認

ただし、支払いを済ませても、信用情報の記録は一定期間残ります。完済から5年程度は審査に影響する可能性があるため、支払い履歴の回復には時間がかかることを理解しておきましょう。

端末本体は一括払いにする

端末の支払い方法を一括にすることで、審査のハードルを下げられます。分割払いの場合は、以下の理由で審査基準が厳しくなる点は知っておきましょう。

• ・長期の支払い能力の確認が必要
  ・未払いリスクの評価が厳密になる
  ・信用情報の詳細なチェック

一括払いであれば、端末代金に関する審査が不要となり、通信契約の審査のみとなります。そのため、予算に余裕がある場合は、一括払いを検討してみましょう。

10万円以下の端末を選ぶ

端末価格を10万円以下に抑えることで、審査通過の可能性が高まります。10万円以下の端末を選ぶメリットは以下のとおりです。

• ・分割審査の基準が緩和される
  ・月々の支払い負担が軽減
  ・一括払いの選択肢が広がる
  ・審査時の収入要件が緩和

ただし、価格だけでなく以下のスペックもチェックしましょう。

• ・CPU：最低でもオクタコア
  ・メモリ：4GB以上
  ・ストレージ：64GB以上
  ・バッテリー：3000mAh以上

基準を満たす端末であれば、日常使用に支障はありません。

TCA未加盟の携帯会社を選ぶ

TCA非加盟の会社を選ぶことは、審査を通過するための有効手段の一つです。TCA非加盟の会社は大手キャリアとの情報共有網に属していないため、過去の支払い履歴に左右されにくい特徴があります。

【主な未加盟事業者】

• ・IIJmio
  ・イオンモバイル
  ・エキサイトモバイル
  ・LinksMate
  ・HISモバイル

大手キャリアで契約できなかった方でも、新たなチャンスが広がる可能性があります。ただし、TCA非加盟とはいえ、各社独自の審査基準を設けているケースがあります。
また、支払い方法が制限される場合もあり、クレジットカードのみ対応、デビットカード非対応、口座振替非対応といった条件がつくことがあります。

契約を検討する際は、各社の具体的な支払い条件や審査基準を事前に確認することが重要です。サービス内容や通信品質なども併せて検討し、総合的に判断しましょう。

SIMカードのみの契約を検討する

端末とセットではなく、SIMカードのみの契約を選択することで、審査のハードルを下げられます。契約審査のみが実施され、分割審査が不要となるためです。

SIMカードのみの契約では、以下のような本人確認と支払い能力の確認が中心となります。

• ・本人確認書類の提出
  ・月額料金の支払い方法の確認
  ・基本的な信用情報のチェック

一方、端末の分割審査では以下の詳細な確認が必要です。

• ・詳細な信用情報の調査
  ・収入証明書の提出
  ・他の借入状況の確認
  ・返済能力の詳細な審査

SIMのみの契約であれば、月々の通信料金の支払い能力だけが問われます。高額な端末代金の分割払いがないため、携帯会社側のリスクが低く、比較的審査に通りやすい傾向があります。
また、自分の持っている端末やネットで購入した端末を使用できるため、初期費用も抑えられるメリットも得られるでしょう。ただし、端末の対応周波数やSIMロック解除の状況は事前に確認が必要です。

プリペイドSIMの購入を検討する

プリペイドSIMは、審査なしで利用できる通信サービスです。前払い方式のため、携帯会社にとって未払いリスクがなく、より柔軟な利用が可能です。

【主な特徴】

• ・購入時の審査不要
  ・利用前に料金を支払う
  ・データ容量は購入分のみ
  ・期間縛りなし

購入方法も簡単で、以下の場所で購入できます。

• ・コンビニ
  ・家電量販店
  ・オンラインショップ
  ・携帯ショップ

ただし、以下の制限や注意点があります。

• ・通常の契約より割高な料金設定
  ・データ容量の追加は要チャージ
  ・音声通話に制限がある場合も
  ・契約者特典が少ない

プリペイドSIMは、短期的な利用や審査に不安がある場合の代替手段として有効です。
とくに、一時的な通信手段が必要な場合や信用情報に不安がある方は活用できるでしょう

家族名義の契約を検討する

家族名義での契約は、自身の信用情報に不安がある場合の有効な対策です。契約者を信用情報に問題のない家族とすることで、審査通過の可能性が高まります。

【契約の前提条件】

• ・家族の同意が必要
  ・家族の信用情報が良好
  ・家族が契約可能年齢
  ・家族との関係証明が可能

【主なメリット】

• ・審査に通りやすい
  ・通常の料金プランが使える
  ・分割払いも可能
  ・家族割引が適用できる場合も

ただし、以下の点には注意が必要です。

• ・支払い責任は契約者である家族に発生
  ・契約変更時は家族の承諾が必要
  ・各種手続きに家族の同意が必要
  ・将来的な名義変更が必要な場合も

家族名義での契約を検討する際は、事前に十分な話し合いが重要です。支払い方法や利用規約、責任の所在について明確にしておく必要があります。
また、各事業者によって家族契約の規定が異なるため、契約前に詳細を確認しましょう。

携帯の契約の審査に関するよくある質問

携帯の契約審査について、多くの方が不安や疑問を抱えています。事前確認の可否や新規と乗り換えの違い、ブラックリストの期間など知っておきたい情報はさまざまです。
この章では、皆様から寄せられる代表的な質問についてみていきましょう。

審査に通過できるかを事前に確認できる？

契約審査の結果を事前に知る方法はありません。各社の審査基準は非公開で、実際に申し込みをしてみないと結果は分かりません。

ただし、審査に落ちてもとくにペナルティはありません。なお、以下の場合は比較的審査に通りやすいと考えられます。

• ・未払い履歴がない
  ・安定した収入がある
  ・本人確認書類が完備している

新規契約と乗り換えの審査はどちらがゆるい？

新規契約も乗り換え（MNP）も基本的な審査基準は同じです。どちらの場合であっても、支払い能力や信用情報の確認が行われます。

大手キャリアと格安SIMでも、審査の基本的な考え方は共通です。そのため、ある会社で審査に落ちた場合、他社でも同様の結果となる可能性が高いと考えられます。

ただし、TCA非加盟の格安SIM会社では、独自の審査基準を設けているケースもあります。審査に不安がある場合は、TCA非加盟の格安SIMも検討してみるとよいでしょう。

ブラックリストはいつ解消される？

ブラックリストの解消期間は、以下のように種類によって異なります。

自社ブラックリスト	各社で期間が異なる 完済後も一定期間継続 具体的な期間は非公開
携帯会社共有ブラックリスト	完済で即時解消 未払いの場合は5年間継続 TCA加盟会社間で共有
信用情報機関のブラックリスト	完済後5年で解消 未払いは期間延長 CICやJICCで管理

一般的に、ブラックリスト解消には最低でも5年程度かかると考えておきましょう。

携帯の契約の審査が不安な場合、審査不要の誰でもスマホがおすすめ

携帯の契約審査に不安を感じている方におすすめなサービスとして、「誰でもスマホ」があります。「誰でもスマホ」は、独自の審査基準により99%以上の方が契約できるサービスです。

最大の特徴は、手続きのしやすさです。オンラインなら最短5分で契約が完了し、商品は最短で翌日に到着します。初期設定済みの端末なので、届いたその日から利用開始できます。

支払い方法も柔軟で、クレジットカードがなかった場合でもコンビニ支払いも可能です。契約期間の縛りもないため、気軽に利用を始められます。以下の点も魅力です。

• ・ドコモ回線で全国どこでもつながる安定通信
  ・住民票や生活保護受給証明書なども契約時の本人確認書類として利用可能
  ・平日10～18時、土日祝13～17時の電話サポート対応
  ・既存の電話番号をそのまま引き継ぎ可能
  ・手持ちのSIMフリー端末やドコモ端末が使える
  ・データ容量が選べる多彩な料金プラン（全プランかけ放題付き）

初回契約なら、端末代金も割引されるため、さらにお得に始められます。審査に不安がある方は、ぜひ検討してみてみましょう。

まとめ

携帯の契約審査では、過去の支払い履歴や契約期間、申込書類の状態など、さまざまな要素が影響します。審査に不安がある場合は、誰でもスマホやサンシスコンなど、審査基準がゆるい格安SIMの利用を検討できます。

ただし、オンラインサポートが中心である点や混雑時の通信速度低下には注意が必要です。また、端末を選ぶ際は、価格だけでなくスペックもしっかり確認することが大切です。

契約前に各社のサービス内容や注意点を把握し、自分のニーズにあったサービスを選択しましょう。