スマホが一時的に必要になった時に便利なのが「レンタルスマホ」サービスです。
スマホが故障してしまった、事情によりスマホが契約できないなどの理由でスマホのレンタルを検討している方も多いかもしれません。
この記事では、用途別のおすすめレンタルスマホサービス6選を紹介します。
あわせて、レンタルスマホサービスの注意点も解説しますので、申し込み前の参考にしてください。

レンタルスマホがオススメの人とレンタルスマホの種類

まず基礎知識として、レンタルスマホがおすすめの人とレンタルスマホの種類を確認しておきましょう。

レンタルスマホがオススメの人

短期間だけスマホが使いたい人

レンタルスマホは短期間の利用を想定した料金設定になっており、長期間使うと割高になってしまうことがあります。レンタル期間は数日から長くても2,3ヵ月程度までにしておくとよいでしょう。
返却の予定がある程度決まっている場合のみレンタルスマホを使うようにすれば、必要以上の出費を抑えることができます。
逆に、いつ返却できるか分からない場合は料金が割高になってしまう可能性があるため、別の方法を検討するのがおすすめです。

なんらかの事情でスマホが契約できない人

レンタルスマホは、”スマホブラック”などの事情でスマホが契約できない人にもおすすめです。
”スマホブラック”とは、スマホ料金を滞納して強制解約されたために大手通信キャリアや一般的な格安SIM会社の審査に通らなくなった状態のことです。
レンタルスマホは多くの場合審査がないか、あっても審査基準がゆるいのでスマホブラックの人でも申し込みできます。
「スマホの審査に通らない」とお困りなら、レンタルスマホを利用しても良いかもしれません。
ただし、1ヵ月以上など長期間利用する予定なら「審査なしの格安SIM」を利用した方がお得です。

レンタルスマホの種類

レンタルスマホには、大きく分けて以下3つの種類があります。

・スマホ本体だけをレンタルする ・SIMカードのみレンタルする ・スマホ本体とSIMカードをセットでレンタルする

それぞれの違いやメリット・デメリット、どんな人におすすめかを簡単にまとめてみました。

 

スマホ本体だけをレンタルする方法

メリット	デメリット
・レンタル料金が比較的安い	・自分でSIMカードを用意する必要がある ・初期設定が必要

商品の紹介に「SIMカードは付属しておりません」などの表示がある場合は、スマホ本体だけのレンタルです。
スマホの本体だけをレンタルすれば、レンタル料金を比較的安く抑えられます。
ただし、本体だけでは電話やインターネットはできないため、別途「SIMカード」を用意して本体にセットし、初期設定をする必要があります。
以下のような場合は、本体だけをレンタルするのがおすすめです。

■本体だけのレンタルがおすすめの人

・契約中のSIMカードを持っている ・Wi-Fi環境がある場所で使う、またはモバイルWi-Fiルーターがある ・初期設定が自分でできる

SIMカードのみレンタルする方法

メリット	デメリット
・自分の持っている端末が使える	・料金が割高 ・スマホ本体とセットでレンタルする場合とあまり料金が変わらないことも ・初期設定が必要

スマホの本体を持っている場合は、SIMカードのみレンタルすることもできます。

■SIMカードだけのレンタルがおすすめの人

・自分の持っているスマホ端末を使いたい

ただし、SIMカードだけをレンタルしても、スマホ本体とSIMカードをセットでレンタルする場合と比較してあまり料金は変わりません。
また、レンタルするSIMカードが自分の端末で使えるかの確認や初期設定も必要になります。
スマホの設定が苦手な方は、次に紹介する「セットでレンタル」の方がおすすめです。

 

スマホ本体とSIMカードをセットでレンタルする方法

メリット	デメリット
・受け取ってすぐに使える ・初期設定が不要（サービスにより異なる）	・レンタル料金が比較的高い

スマホ本体とSIMカードをセットでレンタルすれば、大手通信キャリアなどでスマホを契約する場合と同じように使えます。
初期設定が不要で、多くの場合受け取ってすぐにインターネットや電話が使えるのがメリットです。
ただし、本体のみレンタルするよりも料金は高くなります。
以下のような場合は、本体だけをレンタルするのがおすすめです。

■本体とSIMセットでレンタルがおすすめの人

・受け取ってすぐにスマホが使いたい ・スマホの設定を自分でするのが苦手

【あなたが求めているのは？】用途別おすすめのレンタルスマホサービス6選

では、おすすめのレンタルスマホサービス6選を紹介します！
用途別に2社ずつおすすめを紹介していきますので、あなたに合ったサービスを見つけてみてください。

・スマホ端末本体のみレンタルしたい人 ・即日使いたい人 ・格安で使いたい人 ・1日、1ヶ月など短期で利用したい人

【スマホ端末本体のみ】レンタルしたい人向けのスマホレンタルサービス

スマホ端末のみレンタルしたいなら、以下のサービスから選ぶのがおすすめです。

・モノカリ ・レンティオ

モノカリ｜東京23区内限定で当日配送可！

■サービス概要

即日受け取り	新宿店舗のみ可能 東京23区内限定で当日配送も可
レンタル期間	14日間～（機種により異なる）
SIMカード	なし
支払い方法	クレジットカード

■料金の一例

機種	iPhone8（64GB）
料金	・14日間：5,900円 ・延長：＋390円／日

※価格は税込です。
※2024年2月現在の調査内容です。

モノカリは家電やカメラなどを全国送料無料でレンタルできるサービスです。
iPhoneやGoogle Pixelなど人気のスマホも本体のみを14日間からレンタルできます。
新宿の店舗なら即日レンタルも可能なので、すぐにレンタルしたい方にもおすすめです。
また、23区内にお住まいなら午前10時までの申込みで当日の17‐21時の間に配送してもらうこともできます（追加料金が必要）。

※モノカリでは、SIMカードのレンタルはできません。新宿店舗でレンタルする場合でも、事前にWEB予約が必要です。

Rentio（レンティオ）｜過失による破損でも負担は2,000円まで

■サービス概要

即日受け取り	不可
レンタル期間	14泊15日～（機種により異なる）
SIMカード	なし
支払い方法	・クレジットカード ・Amazon Pay ・後払い（審査・手数料あり）

■料金の一例

プラン	月額制プラン	ワンタイムプラン
機種	iPhone SE2（64GB）
料金	3,000円／月	14泊15日：4,000円
備考	最低レンタル期間：6ヵ月（商品により異なる）	・延長：＋300円／日 ・途中で月額制への切替OK

※価格は税込です。
※2024年2月現在の調査内容です。

Rentio（レンティオ）は、”どんなものでも買わずにためせる”家電のサブスク・レンタルサービス。
「月額制プラン」と「ワンタイムプラン」を選択でき、月額制ならよりお得な料金でレンタルできます。
ただし、月額制プランには最低レンタルが設定されているため注意が必要です。
最低レンタル期間未満で返却した場合でも最低レンタル期間分の月額料金が発生します。
レンティオの特徴は「トラブルあんしん宣言」。
落下や水没などの過失によりスマホを故障、破損させてしまった場合でも負担は2,000円までとなるため、安心して利用できます。

※レンティオでは、SIMカードのレンタルはできません。

即日使いたい人向けのスマホレンタルサービス

即日スマホを使いたいなら、以下のサービスから選ぶのがおすすめです。

・Goodモバイル ・誰でもスマホ

※「誰でもスマホ」はレンタルスマホではありませんが、最低利用期間・解約金がなくレンタルと同じように使うこともできます。

即日使えるレンタルスマホについてもっと詳しく知りたい方は即日スマホが使いたい！おすすめのスマホレンタルサービス8選と選び方をご覧ください。

Goodモバイル｜東京渋谷・大阪北浜の店舗で即日レンタル可

■料金の一例

即日受け取り	可能
レンタル期間	1日～
SIMカード	あり（本体のみレンタルも可）
支払い方法	・店頭支払い ・銀行振込 ・クレジットカード

■サービス概要

機種	iPhoneシリーズ
料金（1ヵ月以上の長期）	月額基本使用料：4,620円 月額レンタル料：8,250円
料金（1ヵ月未満の短期）	1日のみ：1,650円 2～10日：＋330円／日 11～20日：＋220円／日 21日～1ヵ月：8,800円 ※モデルにより有料端末オプションあり
オプション	WEB利用：月額330円 データSパック（2GB）：月額3,850円など

※価格は税込です。
※2024年2月現在の調査内容です。

Goodモバイルは東京渋谷と大阪北浜に店舗を構えるレンタル携帯電話・レンタルスマホサービス。
郵送でも受け取りできますが、店舗なら即日レンタルも可能です。
ただし在庫がない場合もあるため、店舗受け取りを希望する場合でも事前に電話または公式サイトの問い合わせフォームから予約をしてください。
支払い方法として店頭支払い、銀行振込が選択できるので、クレジットカードがない方でも利用できます。

誰でもスマホ｜全国60以上の店舗で即日受け取り可

■サービス概要

即日受け取り	可能
月額料金	3,278円～（縛りなし）
SIMカード	あり
支払い方法	・コンビニ支払い ・口座振替

■料金の一例

機種	iPhone, Androidスマホを初回契約キャンペーン価格で購入できる 端末一覧ページ
月額料金	1GB：3,278円 20GB：4,980円 など。最大25GBまで
初期費用	SIMカードのみ：2円 スマホ端末価格：988円～ スマホとSIMのセット：990円～

※価格は税込です。
※2024年2月現在の調査内容です。

「誰でもスマホ」はスマホブラックでも申し込みできる格安SIMサービスです。
レンタルスマホではありませんが、最低利用期間や解約金がなく、レンタルと同じように短い期間だけ利用することもできます。
初期費用も月額料金も格安で、多くの場合レンタルスマホを短期間利用するよりも誰でもスマホを1ヵ月利用した方がお得です。
お急ぎの場合は、全国60ヶ所以上の店舗で即日契約することも可能。
店舗検索（誰でもスマホ公式）ページからお近くの店舗を検索してみてください。

とくに、スマホブラックが原因でレンタルスマホの利用を考えているなら、誰でもスマホを利用するのがおすすめです。

格安で使いたい人向けのスマホレンタルサービス

格安でレンタルしたいなら、以下のサービスから選ぶのがおすすめです。

・エクスモバイル ・ゲオあれこれレンタル

エクスモバイル｜レンタル料金・オプション料金が格安

■サービス概要

即日受け取り	不可
レンタル期間	1日～
SIMカード	あり
支払い方法	クレジットカード

■料金の一例

機種	Xperia XZ
レンタル料金	初日料金：2,200円 2日目以降：220円／日
初期費用	WEB：550円 データ定額2GB：2,090円 かけ放題：110円 など

※価格は税込です。
※2024年2月現在の調査内容です。

エクスモバイルは、スマホやタブレット、Wi-Fiルーターなどのレンタルサービスです。
法人向けの商品を多く取り扱っていますが、個人でも利用可能。
レンタル料金、オプション料金ともに格安で、商品によってはSIMカードありでも1日5,000円以下でレンタルできます。
即日受け取りはできませんが、スマホ本体とSIMカードのセットをできるだけ安くレンタルしたい人におすすめです。

ゲオあれこれレンタル｜本体のみレンタルなら最安

■サービス概要

即日受け取り	不可
レンタル期間	月額レンタルのみ
SIMカード	なし
支払い方法	クレジットカード

■料金の一例

機種	iPhone8（64GB）SB（SIMロック解除）
レンタル料金	月額料金：1,200円
備考	最短レンタル期間：1,200円

※価格は税込です。
※2024年2月現在の調査内容です。

ゲオあれこれレンタルはゲオが運営するカメラ・スマホ・家電のレンタルサービス。
SIMカードのレンタルはできませんが、スマホ本体を格安でレンタル可能です。
また、商品が気に入った場合は「買える！レンタル」でそのまま購入することもできます。
ただし、所定の「最短レンタル期間」以内に解約や返却をすると解約金が発生するため注意してください。

1日、1ヶ月など短期で利用したい人向けのスマホレンタルサービス

短い期間だけレンタルしたいなら、以下のサービスから選ぶのがおすすめです。

・Goodモバイル ・エクスモバイル

Goodモバイル｜「本体のみ」短期間レンタルするなら格安

■サービス概要

即日受け取り	可能
レンタル期間	1日～
SIMカード	あり（本体のみレンタルも可）
支払い方法	・店頭支払い ・銀行振込 ・クレジットカード

■料金の一例

機種	iPhoneシリーズ
料金（1ヵ月未満の短期）	1日のみ：1,650円 2～10日：＋330円／日 11～20日：＋220円／日 21日～1ヵ月：8,800円 ※モデルにより有料端末オプションあり
オプション	WEB利用：月額330円 データSパック（2GB）：月額3,850円など

※価格は税込です。
※2024年2月現在の調査内容です。

Goodモバイルは「即日レンタル」の部分でも紹介しましたが、「本体のみ」短期間レンタルしたい方にもおすすめ。
iPhone（本体のみ）の場合、1日なら1,650円(税込)～レンタルできます。
ただし、SIMカードもレンタルすると追加料金が4,000円以上必要です。
本体とSIMカードをセットで短期間レンタルするなら、次で紹介する「エクスモバイル」の方がおすすめです。

エクスモバイル｜本体+SIMを短期間レンタルしたいならおすすめ

■サービス概要

即日受け取り	不可
レンタル期間	1日～
SIMカード	あり
支払い方法	クレジットカード

■料金の一例

機種	Xperia XZ
レンタル料金	初日料金：2,200円 2日目以降：220円／日
初期費用	WEB：550円 データ定額2GB：2,090円 かけ放題：110円 など

※価格は税込です。
※2024年2月現在の調査内容です。

スマホ本体とSIMカードをセットで短期間レンタルするならエクスモバイルがおすすめです。
レンタル料金、オプション料金ともに格安で、商品によってはSIMカードありでも1日5,000円以下でレンタルできます。

【割高注意】レンタルスマホサービスを使う時の注意点

レンタルスマホサービスを使う際は、以下の点に注意してください。

・事務手数料など、初期費用によっては割高になる ・通話料、パケット量によっては割高になる ・破損、紛失、水没などレンタルしたスマホを返せなくなった場合保証料で割高になる ・オプションが限られており、必要なオプションを追加すると割高になる場合がある ・支払いがクレジット決済など限られている場合がある ・レンタルなので、解約時に端末を返却する必要がある

事務手数料など、初期費用によっては割高になる。

レンタルスマホでは、レンタル料金の他に「手数料」など初期費用の支払いが必要になる場合があります。
レンタル料金が格安でも、初期費用の設定額によっては割高になってしまいますので、申し込み前に総額はいくらか確認しておきましょう。

通話料、パケット料によっては割高になる。

スマホ本体とSIMカードをセットでレンタルする場合は、レンタル料金だけでなく通話料とパケット料も確認しておきましょう。
レンタル料金が安くても、通話料とパケット料が高額だと結局割高になってしまうことがあります。

破損、紛失、水没などレンタルしたスマホを返せなくなった場合保証料で割高になる。

一部のレンタルスマホでは、レンタル時に「保証金」の支払いが必要です。
保証金は端末の返却時に返金されますが、スマホを紛失した場合や破損、水没などを起こしてしまった場合は返金されません。
事前に保証金はいくら必要なのか確認しておきましょう。
スマホの紛失や破損が心配なら、レンタル時に万が一の場合の負担を軽減できる「補償サービス」に加入しておくこともできます。
保証サービスの有無や保証内容はサービスによって異なりますので、こちらも事前に確認しておいてください。

オプションが限られており、必要なオプションを追加すると割高になる場合がある。

レンタルスマホの基本料金（レンタル料金）には、通話料やデータ通信の料金は含まれていません。
かけ放題やデータ定額、留守番電話など必要なオプションを追加すると割高になってしまう場合があります。
また、大手通信キャリアや格安SIMでスマホを利用する場合と比較すると、利用できるオプションも限られています。

支払いがクレジット決済など限られている場合がある。

レンタルスマホの支払い方法は、クレジットカード払いが一般的です。
口座振替や店頭支払いなどの支払い方法が選択できるのは一部のサービスに限られます。
クレジットカードがない方は、利用できる支払い方法に注目してサービスを選択してください。

レンタルなので、解約時に端末を返却する必要がある。

レンタルスマホでは端末を「借りているだけ」なので、解約時に端末を返却する必要があります。
長期間レンタル料金を支払ったとしても、端末が自分のものになることはないので注意してください。
レンティオやゲオあれこれレンタルなど一部のレンタルサービスでは、気に入った端末を「そのまま購入」することもできます。

まとめ：スマホレンタルをしたい場合は「誰でもスマホ」もオススメ

この記事では、おすすめのレンタルスマホ6選を紹介しました。
レンタルスマホは1日～1ヵ月程度の短期間スマホが必要な方や、スマホブラックでスマホが新規契約できない方におすすめです。
とくに”スマホブラック”でお困りの方におすすめなのが「誰でもスマホ」。
誰でもスマホは、スマホブラックでも申し込みできる格安SIMサービスです。
レンタルスマホではありませんが、契約期間の縛りや解約金がなく短期間だけ利用することもできます。
月額料金はかけ放題付きで税込3,278円（1GBプランの場合）～とレンタルスマホよりも格安です。新規の方は初期費用と端末の購入費用をあわせて990円(税込)～契約可能。
もちろん、解約しても端末を返却する必要がありません。
スマホブラックの方も、そうではない方も、お試し感覚で気軽に申し込みしてみてください。